今、必要なこと「藍の書」を読んで

辻麻里子さんの

「藍の書」を読み終わりました。

この本は、辻麻里子さんの遺作となった本です。

 

3月に入り

新型コロナウィルスは世界的な広がりを見せています。

明らかにこれまでとは違う「何か」を

感じている方も多いと思います。

 

 

この「藍の書」の中に

何度も読み返した箇所があります。

 

辻麻里子さんは「夢」を通して様々なヴィジョンを見ていました。

この本は、その「夢」が多く書かれています。

その中の1つの夢

「人類はなぜ22を超えられないのか」という題名の夢は

まさに、「今」を象徴しているかのような印象を受けました。

 

<人類がなぜ22を超えられないのか:ある人の誕生日に見た夢より>

夢の中に降りていくと、大きな湖が見えてきた。

私は湖に浮かぶボードに乗っている。

少し離れたところに一隻のボードがあり、そこに8組の親子、合計16人が乗っていた。

「あのボードは、これから沈みますよ」

と、誰かが言う。

早く知らせなければと思ったが、あっというまにボードは沈んでしまう。

そこで視点が切り替わり、私はボードの上空からその上空を見ている。

それは、湖の上空と水の中という多次元的な視点を同時に持っていた。

ふと気づくと、隣には臨死体験の際に出会った人がいて、今起きてることを説明するのであった。

「水中で起きてることに注目しなさい」とその人は言った。

目を転じると湖の中はまるで地獄絵図のようだった。

8組の親子が網のようなものにからまっている。

まるでクモの糸のようなものにからみとられ、

もがけばもがくほどからまっていく。もう時間がない!

早くほどいて脱出しなけれな溺れ死んでしまうだろう。

8人の父親たちは自力でクモの糸を脱出することができた。

そして我先に自分の子どもを助けようとしている・・。

しかし、上空から全体を俯瞰して見ると、8組の親子は輪を描き、実の子どもは父親から見て一番遠くにいる。

互いに対角にある一番遠い位置にいるのだった。

目を転じると、自分の一番近くには、よそのうちの子どもが苦しそうに助けを求めている。

すべての父親が、一番近くにいる子どもを助けたら、全員が助かるだろう。

しかし、自分の子どもを助けるために、一番近くにいる子どもを踏みつけにして湖底へと沈めている父親がいた。

それを見たその子の父親が自分の子どもを助けようとする。

よその子を踏みつけにして・・その様は、まさに地獄絵のようだった。

子どもが一人、また一人と犠牲になり、湖底に沈んで行く。

その中でたった一人だけ、自分の子どもを助けずに、一番近くにいるよその子どもを助けようとしている父親がいる。

自分の子どもは、よその父親に踏みつけにされて湖底へと沈んで行く。

子どもの目は、真っ直ぐに父親に向けられている。

父親に見捨てられた子どもの悲しみと、自分の子どもを助けることのできなかった父親の悲しみが波のように押し寄せて来た。

なぜこんな悲惨な夢を見せるのだろうか?私は夢の中で怒っている。

しかし冷静に考えてみれば、なぜこの夢に登場するのは母親でなく父親なのかという疑問が生まれた。この夢は母性ではなく、父性というものについて語ったものなのか・・

次の瞬間、よその子を助けた父親と、湖底に沈んだ子どもが、一緒に高いところへと引き上げられて行くのが見えた。

ふたりは手を繋ぎ、空高く昇って行く。

「見よ、これが、人類が22を超えられない理由である。

ここにいたすべての父親が、一番近くにいる子どもを助けたならば、すべての子どもたちは助かっただろう。

しかし、一人の父親が自分の子どもを助けることを優先したために、よその子どもを蹴落とした。

それを見たその子の父親が、自分の子どもを助けようとした。

それを見ていたほとんどの者が、ある意味で平常心を失い、我先に同じ行動を取ったのだ。

ここで注目するべくは、他者を蹴落としてでも自分の子どもを助けようとしたものは、全体のうちの1人しかいなかったということ。

他人の子どもを助けたのも全体のうちの1人。残りの6人がどう行動するかで人類の未来は大きく変わるんだよ」

「なぜ、こんな惨たらしい夢を見せるのですか!」

私は怒ったようにその人に言った。

「これは、本来の父性のありかた、宇宙的な父性について説明した夢である。

人間は女性であろうと男性であろうと、自らの内に父性と母性を宿している。

そして、家族が一番大事だとか、自分の身内だけ良ければいい、自分だけ助かればいいと思っていたら、人類はいつまでもたっても22を超えられないだろう。

あの父親を見よ。

彼は我が子を助けられなかったことを悔やみ、悲しみにくれていたが、彼と彼の子どもの魂は高次の世界へと引き上げられたのだ。

それが清き魂の行き先である」

 

一番近くにいる子どもを助けたなら

全員が助かった。

でも、1人の父親がそばにいる子どもを蹴落として

自分の子どもを助けようとしているのをみて

他の父親は平常心を無くした。

 

まさに、今 起きていることではないでしょうか。

 

先ごろの、トイレットペーパーの騒動が思い浮かびます。

 

そして

あれが「デマ」ではなくて

真実だとしたら、自分はどんな行動を取るだろう。

 

我先にと人を押しのけて

トイレットペーパーを買っているかもしれない。

 

これが、トイレットペーパーではなく

食料だったらどうだろう。

 

お腹を空かせた子どもを見て

自分の分を差し出せるだろうか。

 

今、私たちはこういう意識を持てるのかどうかが

試されているような気がするのです。

 

ひとりの意識は、他の人へ影響します。

 

家族が一番大事だとか、自分の身内だけ良ければ良い 自分だけ助かれば良い

と思っていたら、人類はいつまでたっても22は超えられない。

 

 

辻麻里子さんの著書「22を超えていけ」では

宇宙図書館(アカシックレコード)にアクセスするときに上がっていく階段が出てきます。

その階段は33段あって

11段目が個人意識の最高領域

22段目が人類の集合意識

そこから先は宇宙の集合意識となっています。

 

 

人類が22を超えられないのは、「自分」という壁があるから。

 

私たちは、あまりにも「自分」にこだわり過ぎている。

こだわり過ぎて、自分しか見えなくなっているのかもしれません。

 

意識進化とは何でしょう。

 

宇宙とつながることでしょうか?

 

 

意識進化とは

世界で起きていることを

他人事にしないこと

だと、私は思います。

 

自分さえ良ければいい

これは、思っているよりも深刻に

人類に深く根付いてしまっているように感じます。

 

私自身にも戒めを込めて書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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